お笑い芸人田村 裕、「ホームレス中学生」を読んで
吉本新喜劇にお笑い芸人のコンビ、麒麟がいます。今は芸能界で成功し、本も書き高額の印税生活も実現しました。
そのメンバーの一人、田村 裕は、今から14年前に、親の事業の失敗で、ある日突然、「解散」の一言でホームレス生活をする羽目になりました。
当の中学生、田村は大阪、まきふん公園の滑り台遊具の中で寝泊りしながら約一ヵ月を過ごしたそうですが、なぜ、こんな年端も行かない中学生が、段vボールや公園の草を食べながら生活することが出来たのかと驚きの声とともにチョッピリ涙ぐんでしまいました。でも、悲しいわけではありません。感動の涙です。
田村は、こんなにも惨めな境遇にも関わらず、どうして、なぜ、こんなにも素直に物事を捉えられるのかと思います。
12月19日のお昼のテレビ番組で、有名な映画監督が麒麟の田村にインタビューしていましたが、ホームレス生活い一ヶ月目に、友達の父親の計らいで、友達の家で入浴させてもらい、温かい味噌汁にご飯を食べさせてもらったそうな・・・
その、普通であれば、何の感動もないごくごく当たり前の風呂の湯のぬくもりと、ご飯の味に、田村はもの凄く幸せを感じたそうです。それはそうでしょう。毎日、寝る場所を心配し、食事のことを案じることのない生活。
でも、これは、その極貧の生活を経験したからこそ分かる真実なんですね。
さらにインタビューで田村は言っていました。
「こんなに、当たり前のことが、何よりもまして、もの凄く幸せなことなんだと感じさせてくれた父と母に感謝しています・・・」と。
いま、田村はお笑い芸人としてだけではなくて、作家としても頭角を現していると言うことです。
書籍「ホームレス中学生」は2007年売れ行きベスト2と言うことです。
本来なら、そうした自分の辛く悲しい過去は隠したがるものですが、「ホームレス中学生」の中でさわやかに事実を述べており、脚色のない雰囲気が伝わって来ます。
過去の苦難の告白本なのに、コミカルさも感じられます。そして、物質文明の真っ只中で、溢れるひと、こと、ものに満足できないで、尚、不平不満を言う私たちに、強い衝撃と感動の気付きを与えてくれるのでしょうか?!
私たち、読者の心を強くひき付けざるにはいられません。
ほんとうの幸せは、追い求め、探すものではないことを、この田村は教えてくれているように思います。
追い求めれば求めるほど、遠ざかって行くものかもしれないですね。
ほんとうの幸せとは、私たちが、気が付きさえすれば、すぐ横にピッタリと寄り添っていると言うことです。
そんなことをこの書籍「ホームレス中学生」は教えてくれているのです。
いま、人生の旅の途中で、行き詰まり嘆き苦しんでいる人がいるとしたら、ぜひ、この本を読みましょう。そして、幸せに付いて今一度、考えてみましょう。「幸せの青い鳥」が見付かるかもしれないですよ。
皆様、求めるハードルを低くしましょう。
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